「本当だ、どれもおいしいなあ。……あのシェフ、凄い人なんだね」
「岩井田さん、このお店のこと気に入られたみたいですね」
『リストランテHira』は、あの上村が必死になって契約を勝ち取ったレストランなのだ。なんだか私まで、嬉しさがこみ上げてくる。
「はい、かなり。僕も常連になりそうだ。……それはそうと、三谷さんはここのシェフと顔見知りなんですね」
岩井田さんの問いに、一瞬言葉が詰まる。一気にあの日のことまで思い出してしまった。
「ええ、実は以前上村に連れてきてもらったことがあって」
「ああなるほど、上村くんにね。……あれ、噂をすれば――」
そう言って岩井田さんはお店の入り口の方に目を向けた。私も岩井田さんの視線の先を追う。
「岩井田さん、このお店のこと気に入られたみたいですね」
『リストランテHira』は、あの上村が必死になって契約を勝ち取ったレストランなのだ。なんだか私まで、嬉しさがこみ上げてくる。
「はい、かなり。僕も常連になりそうだ。……それはそうと、三谷さんはここのシェフと顔見知りなんですね」
岩井田さんの問いに、一瞬言葉が詰まる。一気にあの日のことまで思い出してしまった。
「ええ、実は以前上村に連れてきてもらったことがあって」
「ああなるほど、上村くんにね。……あれ、噂をすれば――」
そう言って岩井田さんはお店の入り口の方に目を向けた。私も岩井田さんの視線の先を追う。


