一つ、また一つと拾い上げたものカゴの中に入れていく。しかし、買い物カゴの容量なんて高が知れていて、あっという間に一杯になってしまった。みんな案外冷たくて、他の客たちは遠巻きに私を眺めているだけで、誰も手伝おうとしない。
「とりあえず、店員さん呼ばなきゃ」
一人でやっていても埒が明かない。近くにいる誰かに店員を呼びに行ってもらおうと顔を上げた時だった。
「先輩? ……何やってんの」
「え、上村?」
突如、私の目の前に現れたスーツの足を辿って上を見上げると、必死に笑いを堪えている上村がいた。
「見ればわかるでしょ。突っ立ってないで手伝って!!」
「はいはい、ホントに先輩は世話が焼けるね」
不意に上村が零した笑顔に、一人焦っていた私も、つい安堵のため息が漏れる。また上村に、助けられてしまった。
「とりあえず、店員さん呼ばなきゃ」
一人でやっていても埒が明かない。近くにいる誰かに店員を呼びに行ってもらおうと顔を上げた時だった。
「先輩? ……何やってんの」
「え、上村?」
突如、私の目の前に現れたスーツの足を辿って上を見上げると、必死に笑いを堪えている上村がいた。
「見ればわかるでしょ。突っ立ってないで手伝って!!」
「はいはい、ホントに先輩は世話が焼けるね」
不意に上村が零した笑顔に、一人焦っていた私も、つい安堵のため息が漏れる。また上村に、助けられてしまった。


