「……ひょっとして、上村くんと弟さん今でも?」
上村が自分のことを何も語ろうとしないのは、そのせいなんだろうか。
「ええ、未だに仲違いしたままなの。この前だって、達哉ったら姉の法事に顔も出さなくって。だから私、わざわざ達哉の会社まで説教しに行ったのよ。仲のいい兄弟だったから、このままでいいと思ってるはずないんだけど……」
祥子さんの話に愕然とした。やはり私なんかが聞いていい話じゃなかったんじゃないだろうか。上村の心の傷は、私の想像なんてはるかに越えるほど深い。
「ねえ、三谷さんからも達哉のこと説得してくれないかしら?誤解を解いて直人と仲直りするように」
「私が、ですか?」
「ええ、達哉だって私はダメでも恋人の言うことなら素直に聞くんじゃない?」
「それは……」
やっぱり、祥子さんは私と上村のこと誤解していた。勘違いしていると薄々わかっていたのに、関係のない私が上村のプライベートの話を聞いてしまったなんて、今さらながら申し訳なく思えてくる。
上村が自分のことを何も語ろうとしないのは、そのせいなんだろうか。
「ええ、未だに仲違いしたままなの。この前だって、達哉ったら姉の法事に顔も出さなくって。だから私、わざわざ達哉の会社まで説教しに行ったのよ。仲のいい兄弟だったから、このままでいいと思ってるはずないんだけど……」
祥子さんの話に愕然とした。やはり私なんかが聞いていい話じゃなかったんじゃないだろうか。上村の心の傷は、私の想像なんてはるかに越えるほど深い。
「ねえ、三谷さんからも達哉のこと説得してくれないかしら?誤解を解いて直人と仲直りするように」
「私が、ですか?」
「ええ、達哉だって私はダメでも恋人の言うことなら素直に聞くんじゃない?」
「それは……」
やっぱり、祥子さんは私と上村のこと誤解していた。勘違いしていると薄々わかっていたのに、関係のない私が上村のプライベートの話を聞いてしまったなんて、今さらながら申し訳なく思えてくる。


