「あっ、三谷さんごめんなさい。私から声をかけといて申し訳ないんだけど、今あまり時間がなくて。もしよかったら、お母様のお見舞いの後にでもちょっとお時間いただけませんか? 実は、あなたにお話したいことがあるんです」
「え、私にですか?」
「はい」
土井さんはにこにこと人懐っこい笑みを浮かべている。話って、やっぱり上村のことだよね……。
上村は、私が土井さんの名前を出した時、ひどく腹を立てた。ひょっとして彼女と話せば、その理由を知ることができるんじゃないだろうか。
……知りたい、上村のこと。上村がどうしてあんなに他人を拒むのか、その理由を知りたい。
私が好きな人は、一体何に傷ついているのかを知りたい。
本人もいないのにこういうことを訊くなんて、いけないことだとはわかってはいたけれど、私にはもうその気持ちを止めることができなかった。
「今日はもうちょっとで上がりなので、1階の待合室でお待ちしてますね」
「……わかりました。伺います」
気がつけば、私は彼女の言葉に頷いていた。
「え、私にですか?」
「はい」
土井さんはにこにこと人懐っこい笑みを浮かべている。話って、やっぱり上村のことだよね……。
上村は、私が土井さんの名前を出した時、ひどく腹を立てた。ひょっとして彼女と話せば、その理由を知ることができるんじゃないだろうか。
……知りたい、上村のこと。上村がどうしてあんなに他人を拒むのか、その理由を知りたい。
私が好きな人は、一体何に傷ついているのかを知りたい。
本人もいないのにこういうことを訊くなんて、いけないことだとはわかってはいたけれど、私にはもうその気持ちを止めることができなかった。
「今日はもうちょっとで上がりなので、1階の待合室でお待ちしてますね」
「……わかりました。伺います」
気がつけば、私は彼女の言葉に頷いていた。


