「もうっ、ごはん食べたばっかりなのにぃ」
「それは……こっちのセリフよ」
会社のロビーで一度立ち止まり、響子と上がった息を整える。頑張って走ったおかげで、なんとか間に合った。
「ねえねえ三谷さん、あれって上村くんですよね?」
「え?」
響子の視線を追うと、ガラス張りの玄関ロビーの端に、一人の女性と話し込んでいる上村がいた。
「一緒にいる人、誰だろう。見かけない方ですよね。仕事関係って感じでもなさそうだし……」
私たちに背を向けて立っている女性は、ブラックのツーピース姿だった。パッと見た感じ、確かにフォーマルスーツのように見える。
年齢は、私よりも少し上くらいだろうか。凛とした横顔が印象的な、美しい女性だった。
「それは……こっちのセリフよ」
会社のロビーで一度立ち止まり、響子と上がった息を整える。頑張って走ったおかげで、なんとか間に合った。
「ねえねえ三谷さん、あれって上村くんですよね?」
「え?」
響子の視線を追うと、ガラス張りの玄関ロビーの端に、一人の女性と話し込んでいる上村がいた。
「一緒にいる人、誰だろう。見かけない方ですよね。仕事関係って感じでもなさそうだし……」
私たちに背を向けて立っている女性は、ブラックのツーピース姿だった。パッと見た感じ、確かにフォーマルスーツのように見える。
年齢は、私よりも少し上くらいだろうか。凛とした横顔が印象的な、美しい女性だった。


