「どーしてですか!? 上村くんだって私同様、可愛い後輩でしょう?」
「どーしてって、だからそんな機会もなかったってだけで……」
どうやら響子は完全に酔いが回ってしまったみたい。
「わかりました! じゃあここに呼びますね。上村くーん!!」
「ちょっと、響子!」
大きな声で響子に名前を呼ばれて、上村がこちらに振り向いた。
それに気づいた美奈子が、お酌をしていた手を止め、眉間に皺を寄せて私たちをキッと睨みつけた。
「もう、ホントにやめてったら!」
飲み会であんなに目立つやつと一緒にいたら、また女の子たちに余計な反感を買っちゃうじゃない!
それなのに……、
「中山、……三谷先輩も。お久しぶりです」
末席で響子と二人押し問答していると、高いところから声が聞こえた。
「……久しぶりね、上村」
観念した私は、体を横にずらし、上村が座るスペースを作ってやった。
「どーしてって、だからそんな機会もなかったってだけで……」
どうやら響子は完全に酔いが回ってしまったみたい。
「わかりました! じゃあここに呼びますね。上村くーん!!」
「ちょっと、響子!」
大きな声で響子に名前を呼ばれて、上村がこちらに振り向いた。
それに気づいた美奈子が、お酌をしていた手を止め、眉間に皺を寄せて私たちをキッと睨みつけた。
「もう、ホントにやめてったら!」
飲み会であんなに目立つやつと一緒にいたら、また女の子たちに余計な反感を買っちゃうじゃない!
それなのに……、
「中山、……三谷先輩も。お久しぶりです」
末席で響子と二人押し問答していると、高いところから声が聞こえた。
「……久しぶりね、上村」
観念した私は、体を横にずらし、上村が座るスペースを作ってやった。


