「面白かったですね」
「ああ、良かった」
映画館を出て、軽く昼食を取って。
ベンチに座って話して。
変な女に逆ナンされて。
ヒヨコもナンパされて。
そいつらを追い払って。
クレープを食べた。
ヒヨコが買ったアイスのはいったクレープを一口食べる。
「ヒヨコからもらうのは何でも嬉しい」と本音を言うと、ヒヨコは嬉しそうにはにかんだ。
ヒヨコにも俺が買った野菜クレープをあげると、「美味しい」と笑った。
よくあるデートも、もうすぐで終わり。
そんなこと、させない。
「ヒヨコ、俺さ、行きたい所・・・あるんだよね?」
「何ですか?」
「ついてきて?」
ヒヨコの手をしっかり握り、俺は夜道を歩く。
「・・・着いた」
「・・・ここですかぁ」
「ヒヨコ、俺・・・」
「リクと一緒にいれば、どんなものも乗り越えられます。
・・・大好キ、リク」
「俺モ、好キダヨ・・・ヒヨコ」
俺とヒヨコは、
ホテルで
夜を過ごした。


