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「実子《みこ》さん!?」
奈津が言っていた、校門に桜間女子の生徒がいると聞いた時。
まさかと思ったけど。
自然と体が動いていた。
生徒会室を出て、一目散に校門へ向かう。
そして、その先にーー
「冬也くんっ!!」
俺の義理の姉、実子さんが立っていた。
「どうしたんですか!? こんなとこで!?」
少なくとも俺は焦っている。
実子さんがこの学校の校門に立っていたこともそうだし、こんな暑い中熱中症にでもなったらどうしようと思う。
だけど、
「うふふ。冬也くんの顔が見たくて、待ち伏せしちゃった。」
嬉しいと。
本当に嬉しいと思っている自分もいる。


