夢を見ると必ず、あの時の光景が鮮明に映し出される。 怖くて気持ち悪くて死にたいくらいの屈辱。 助けを呼んでも誰も気づいてくれなくて、震えることしかできなかった。 どうせ神様なんかいない。 この時から私は、神と人を憎む様になった。 どうして私がこんな目に遭わなきゃいけなかったの? けれどある日、猫みたいな人に出会った。 冷たい心を暖かくしてくれる存在。 好きだと思った。