とは言ったものの本当に変化があるかはわからないからとりあえず気を配ることだけは忘れないように過ごそう。
そうしたら少しの変化も見逃さないと思うからだ。
それに夏紅夜と夢波
この2人には特に注意を払ってないと。

「とにかく注意はしとけよ?」
「おう」
「ああ」
「わかってる」
「あーい」

オレ、鎧磨、靖珂、湊羽の順に凌駕の声に答えた。


今日はそのあとの授業には出ずHRだけ出てオレ達は学校を後にした。
と言ってもオレだけは家にそのまま帰ろうとしていた。

「じゃぁまた明日な!気ぃつけて帰れよ?」
「あいよ」
校門前で別れてオレは15分の道のりを帰り始めていた。