僕は君だけを見つめてる


「………」

しばらく無言のまま固まる。

「俺のは大丈夫!ほっときゃ治るよ。岡崎さんこそ風邪早く治しなよ!」

早口で話して練習をする輪の中に入って行ってしまった。

えー。どういう事?
触られるの嫌だった?
無意識に袖捲り上げちゃったからな…。

「南クンってシャイよね」

呆然と輪の中に入って行った南遥斗を見ていると、横から涼華が呟いた。

「いつから居たの?!」

…びっくりした!

「莉央が南クンの袖をまくり上げた辺りから。呼んだでしょ?私の事」