『……あの、なんか。話したいなーーって思ったんです。』
私がポツリと呟いたのを最後に、沈黙が流れた。
なんの反応もない隆太さんに不安が押し寄せる。
ーーやっぱり…迷惑だった、よね。
そう思って、俯きがちだった顔を恐る恐る上げた。
そこにあった光景に、私は目を見開く。
私の視線の先には、力が抜けたように貯水庫の上に倒れる隆太さんがいた。
給水庫から垂れている長い足が微かに揺れているからなのか。
なんとなく隆太さんが笑っていることが分かった。
『え……りゅ、うたさん??』
「はははっ。いーよ、話そう?」
私の呼びかけで起き上がった隆太さんは、やっぱり笑っていた。



