初恋は涙色に輝く…



「あーーーぁ。まじねむたーーい。」


大きく伸びをしながら歩いてくるのは瑞穂。

光瑠を見れば、机にうつ伏せて寝ている。


眠そうなのは、この2人だけじゃなく、部活を行っているクラスメートほとんどだ。


授業中でも関係なく寝るやつもしばしば。

今は、休み時間だからお昼寝タイムになっている。


『ん。お疲れだね、本当に。』

「いやー、まぁ。試合今週末だしね。」


そうなんです。全国体育大会、今週末まで迫ってきています。


『私は、頑張ってとしか言えないけど。無理はしないように。』

「んーーー。ありがとー。」