初恋は涙色に輝く…



「いや、まぁ、はい。これから自主練行くとこなんすよ。」


あー、だからボール持ってるのね。


「んじゃ、失礼します!あ、陽菜!!先輩たちと絡むのもいいけど瑞穂1人にしてやんなよ。寂しがるから。じゃなっ!!!」


走り去っていく光瑠。

くっそ、爽やか少年め。

んでもって、何気リア充野郎。


『あー。瑞穂……友達待たせてるの思い出したんで行きますね!』


私が挨拶してお辞儀をすると、みんな手を振ってくれた。

隆太さんだけは、軽く頭を下げるだけだったけど。


………やっぱ、あの人話しにくい。

仲良くなれるのかなぁ………。

まぁ、友美さんにも言われたし、頑張らなきゃだねっ!!!