「陽菜ちゃん?あいつとも仲良くなりなよ?」
友美さんの声に、顔をあげる。
『はい。なんだか、なれそうな気がしてきました。』
「あいつ、誰とでも話せそうなイメージだけど、仲良くならないと今みたいにぶっきらぼうな感じになっちゃうんだ。」
そう言った友美さんは私の頭を軽く撫でた。
「仲良くなったら大分変わるから。口数増えるし。よく笑うようになるよ。だから、あいつもよろしくしてやってね。」
『ふふふ。なんか、お母さんみたいですよ。優しい優しいお母さん。』
「なにそれー!!あんま嬉しくないんだけどー!!」
まだまだやりあってる和馬さんと隆太さんに
笑い合う、私と友美さん。
もっと仲良くなりたいなぁ。って、思った。



