初恋は涙色に輝く…



驚いた私は隆太さんを見つめる。

そんな私を見て、隆太さんは口を開く。


「…あのな?俺、もうとっくの昔にあいつ吹っ切れてるから。」


そして、塀に手をついたまま、私のおでこと自分のおでこをくっつける隆太さん。


「その理由、なんでだと思う?」


隆太さんとの至近距離になにも言えないでいる私に、ふわっと微笑む。

そして、隆太さんは耳元でそっと囁いて、再び私の唇を奪った。


「…陽菜が、可愛すぎるからだよ。」


視界の隅で、雪がチラチラと舞う。

そんな、ホワイトクリスマス。


私の初恋、長い長い片想いは……実った。

そして、2つの恋心は、1つの両想いへと生まれ変わった。



end