「雪合戦やらないなんて、冬を損してるよ!今年はいっぱい雪が降るって天気予報でも言ってたんだから!」

『それがどーした。』


さっきと全く同じ笑顔で返事をする私。

寒いものは寒いんだ。


ずっと騒いでいる瑞穂を軽く交わしていると、携帯にメールが届いた。

メールは隆太さんから。


あれからも変わらず連絡はとっている。

好きという気持ちも変わらない。

隆太さんがまだ元カノを想っていることを知った上でも諦められないんだから仕方ない。

こうなったら、とことんしがみついてやろうと思ったんだ。


《おーっす。友美からの提案。12月25日にクリスマスパーティしないか?》


突然の誘いに驚きつつも、自然と口元が緩む。