1曲目、2曲目と、流れにのって歌が進んでいく。
隆太さん、どう?
私の歌声は、私たちの演奏は。
あなたの目に、どう映ってる……?
純粋に、バンドメンバーと最高な演奏を創りたいと思っているのか。
それともやっぱり、隆太さんにいいところを見せたいと思っているのか。
どちらかなんて、私には分からないけど、
それでも確かに。私は今の演奏を楽しいと、最高なものに仕上げたいと思っている。
最後の曲が終わると、教室は拍手に包まれた。
朝からやって来た演奏だけど、その中で1番大きな拍手だった。
メンバーで、成功したーと騒いでいると、隆太さん達から声がかかった。



