初恋は涙色に輝く…



そして文化祭当日。


『すごい緊張したぁーーー!』

「おう、上出来だ!」


最初の演奏時間を終わらせて短い休憩時間を迎えた私たち。

教室を出てとりあえずの安心感に思わず叫んだ私を光瑠が上出来だと誉めてくれた。


「なに言ってんの。これからよ、これから。」

「さすが瀬名。しっかりしてるねー!」


すぐ横では瑞穂と蓮斗くんの声も聞こえる。


橋本くんは運動前のストレッチのように肩をぶんぶんと回していた。

その様子を見ていると、急に振り返って一言。


「何が食べたい?」


突然の言葉に橋本くん以外の動きが止まる。