考えれば考えるほど、目には涙がたまっていった。 …っ、なんで…私は隆太さんのなんでもないんだから。 泣く必要ないでしょ。 こんなのただの迷惑だよ。図々しい。 私は目にたまった涙が落ちないように上を向いた。 でも、聞こえてきた足音に思わずその方向を向く。 隆太さんと彼女が楽しそうに笑いながらこっちに歩いてきた。 やばいよ……っ!!! 制服だったから顔を隠すものもなくてとにかく隆太さんに背を向けて俯いた。 ばれないで、ばれないで、ばれないで。 心のなかで何度も繰り返す。