初恋は涙色に輝く…



その中でも瑞穂は、2年生にしてメンバーに入っている。

関節的じゃなくて、直接先輩の役に立つことができるところだからこそ、人一倍努力して頑張っているんだ。

勝ってほしいな。



「おい、陽奈。お前帰らねーの?」


突然の呼びかけに驚いてドアを見ると、そこにはバスケ部の練習着を着た男の子が立っていた。


『あー、うん?もう帰るよ!光瑠は、部活でしょ?こんなところにいてもいいの?光瑠もメンバー入りしてんだから。』

「おぅ。練習行くけど忘れ物したから」


光瑠は、机をあさってサポーターを出すと「じゃあな!」と言って走って行った