初恋は涙色に輝く…



『…そーだね。私も気分転換しようかな。』


私の言葉に、満足げに微笑んだ蓮斗くんは教室を出ていった。

それを追うようにして私も教室を出る。



「………い、おい。」


蓮斗くんの横を並んで歩いていると、耳に差し込んでいたイヤホンが抜かれた。


『…ん?なに、どした?』

「それ、気分転換にならねーだろ。」


あー、なるほどね。

やっぱ蓮斗くん、故意に私を連れ出したんだ。


『あーそっか。』


私は、蓮斗くんの行為をありがたく受け取って、ウォークマンを切った。