出入り口に向かっていく隆太さんの後ろについて歩く。
公園を出た隆太さんは、迷わず私の家の方へ足を向けた。
結局、家まで送ってくれた隆太さんに、胸が小さく音をたてる。
……好き。好きだから、ちょっと苦しい。
『隆太さん、ありがとう!私ボーカル頑張るから!』
「おう!頑張れよ。」
隆太さんは「さん付けは変わらねーんだ」と笑って言った。
『それは、さすがに…難しいかも。』
馴染んじゃってるから。
「そう?まぁ、ゆっくりでいいから頑張れよ。じゃーな。」
『えー…努力します!』
そして、だんだん小さくなっていく隆太さんを見送って家に入った。



