初恋は涙色に輝く…



「…あのなぁ……」

『本当にごめん。私、蓮斗君を見て思ったの。責任感もなにもないのにこんなの、やっちゃいけなかったって。』


私は、そこで1度区切って、俯きがちだった顔をあげた。

視線の先には驚いた表情の蓮斗君がいた。


『………でも、なったからには頑張るから。今からでも責任持って頑張るから。私を、一緒にやっていく学級委員として認めてください…っ…!』


私なんかの責任感なんて、蓮斗君からしたら、すごくちっぽけなものだと思うけど。

少しでも、力になれるように頑張るよ。


「……ぷ、あはははっ」


突然笑いだした蓮斗君に、驚きが隠せない私。


……私今、結構真面目に……。