『な!?あんたがやったんでしょーが!!』


私が叫ぶと、瑞穂は笑いながら校門へと入っていった。


『あーーもぅ。』


私は、第3ボタンまで開けられたボタンを止めながら歩いた。


…でも、そっか。

今日から私たちが1番上なんだ。


そう気づいた私は、止めかけていた第2ボタンから手を離した。

止めきれなかったボタンが外れる。


うん、こういうのもありか。


瑞穂に、膝上にされたスカートを見下ろす。

そして、それを直すことなく駆け出した。