それから何週間かが経ったある日。
もうみんな、夏休み気分も抜けて、新しい体制にもなれた様子で部活動を行っている頃だ。
教室で、瑞穂や光瑠。その他の友達とじゃれていると聞きなれた声が響いた。
「…あー………陽菜。ちょっと来い。」
声の方を見ると、ドアから顔を覗かせる隆太さんがいた。
わざわざ教室まで来てなにかなーと寄っていくと、廊下に引っ張られた。
『え?どうしたんですか…?』
「あーー、もう、後輩の教室とかマジ馴れねーな。」
『…はい?』
話を聞くと、隆太さんは委員のお知らせで来たらしい。
でも、学級委員を見つけるのがもう嫌で、一刻でも早く終わらせたくて私を呼んだんだって。
うまく使われたなぁ。笑



