あなたに 愛と サヨナラを。

「で?何でそんなとこでうずくまってんの??」



淡々とした口調で聞いてくる。



「あっ…あの…カギ、忘れちゃって…家の中に。
それであのっ、家に入れなくてお母さん待ってるんだけど…」


いい年して
何やってんだ、私。


自分のどんくささを
言葉にするのが恥ずかしくて

うつむいたまま
消え入りそうな声で答えた。


「……カサ。なかったの?」