「だ、だって功希最近忙しそうだったから……せっかくの休日はゆっくり休んで欲しかったの」 そう、微笑んだ莉乃に軽くでこぴんをする。 「っ、バカじゃないの?」 ………今日は散々な日だ。 再び赤く染まった頬を見られないように「あうっ!」と仰け反った莉乃を置いて、足早に家へと向かった。