「あ、えっとですね……」 莉乃も莉乃で、聞かれたことをバカ正直に話そうとしている。 顔を真っ赤にするぐらいなら、言わなきゃいいのに。 隣に立っていた莉乃の口を押さえるように腕をまわして引き寄せる。 案の定、むぐっ!と変な声を出した莉乃は簡単にこちらへと倒れ込んできた。 「そういうことは秘密にしておきたい主義なので」 ぽかんとしているレポーターを放置して、そのまま元来た道へと引き返した。