「やっぱり結婚なさっていると、お互いのことが深く分かっていらっしゃいますねー」 カメラを向いて淡々と喋るレポーター。 もうそろそろ帰って良いだろうか。 そう思って動こうとしたものの、慌てたスタッフに引き止められる。 「最後に一つだけ、お二方のプロポーズのときのことをお聞かせください」 やっぱり、直球に「結婚してください」ですか? 本当にテレビの企画なんだろうか。 そう聞きたくなるほどに、そのレポーターは興味津々な様子だった。