ふと、明るい声が聞こえてきて目を向ける。 スーパーの脇にある小さなベンチで楽しそうに笑顔を見せている莉乃の隣には、友達だろうか。 同い年ぐらいの女の姿があった。 「あ、先輩!どうしたんですか?」 俺の姿に気付いたらしく、友達を置いてパタパタと駆け寄ってくる。 「今何時だと思ってるの」 慌てて携帯を開いた莉乃は、俺からの着信と時間を見るなり目を丸くした。