ほんと、なんでこんな暑い中走らなきゃいけないの。 日も沈みかけ、夕方特有のもわもわとした暑さが身を包み込む。 蝉の鳴き声がそれを助長させているようで、目尻の横を伝った汗を腕で拭った。 家から1番近いコンビニへと向かったけれど、それらしい姿は見られない。 いったいどこまで買いに行ってるのだろうか。 そのコンビニを通り抜け、その先のスーパーへと向かう。 中へ入れば、さっきまでの暑さが嘘のようにひんやりと涼しかった。