それは席替えをしてからのこと。 隣の席に座った莉乃は、明らかに俺を避けてる。 見向きもしないどころか、体が若干俺とは逆の方向へと向いているのだ。 だからか、何を勘違いしたのか調子に乗った男がかなり強引に莉乃を口説き始める。 それをびくびくしながら流している莉乃。 何度もジュースへと手を運び、そのときふと、いつもの場所に指輪がないことに気付いた。