「王様だーれだ?」 引いた割り箸を見て「俺だ!」と声があがる。 声の主は相当酔っているらしく、ぞわりと嫌な予感がする。 「じゃあー、2番と5番がちゅー」 ぐへへ、と笑うそいつは本当にやっかいだ。 誰が当たった?……と見回せば、明らかにおかしい莉乃。 あいつか。 本当にごめん。と何度目か分からない謝罪を心の中で呟いた。