「ほんとはこれ王様ゲーム用なんだけど、使えそうだから使うねー」 席に番号を振って、順番に俺らにそれを引かせる。 全員が引き終わってごそごそと席替えをすれば、あまりの酷さに本気で莉乃に謝りたくなった。 俺の隣は、さっきっから盛り立ててくれてる友人と、狙っていた彼女。 自然にお皿にサラダを取ってくれた千景さんに、こんな状況下でも嬉しく思う。 けれども、少し離れた席に座る莉乃の隣は織部さん。 そして、もう片方は明らかに莉乃を狙ってるチャラめな男で、そこを見る度に自然と笑みは消えた。