『心配なんだよ』 『行くときは声をかけてくれ』 ジーニアスの言葉が頭をよぎる。 でも、これは自分のこと。 彼に迷惑はかけられない。 ー材料すべてが集まったらこんな行動をとった理由を話すから。 ーそれまで待っていて。 ティアは瞳をつぶり、目的地につくまでの間、ひとときの眠りについた。