『4日目!繋と2回目の遊園地!今回こそはトラブル無しで楽しもうぜ☆』


「えぇ~またこれ乗るんですか...。」


猫耳がついた遊園地らしいカチューシャ、キラキラ光るリング、大きな飴。
遊園地満喫してますコーデの繋が嫌そうに言う。

あたしたちは今、ジェットコースターの前にいる。


「まぁ、いいじゃねぇか!これも思い出だ!」


繋は渋々頷いた。
...と、いうことでジェットコースターに乗車。

ガタガタと上に上がっていき、緊張感が煽られる。
...そして...。


「わぁぁぁぁぁぁっ!!!」

「ギャァァァァァッ!!!」

「ヒィィィィィィッ!!!」


それぞれがそれぞれの叫び声で急降下した。


「も、もうやだ...。」


それから十数秒後、ジェットコースターから降りて、繋は涙目で言った。


「悪かったって。次は...観覧車でも乗るか。」

「やった!」


繋が嬉しそうに言った。


「なぁ、繋。観覧車は誰かと二人で乗った方がいいぞ?誰と乗る?」


仙田が意地悪な質問をした。
あたしと繋が仲直りしたのを見て、いい雰囲気だとでも思ったのだろう。


「明音さん...で。」


繋はあたしの表情を伺うように言った。


「いいよ。乗ろうぜ。」


あたしがそう言うと、繋は嬉しそうに頷いた。