『2日目!繋とゲーセンイエーッ!!ぜってぇデケェぬいぐるみとってやる!』


「繋、どれが欲しい?俺、結構UFOキャッチャー得意な方だぜ?」

「んー...あ、じゃああのウサギのがいいです!」

「任せとけ!」


繋の注文に新田が自慢げに言う。

...が。


「あっれぇ?取れねぇし!」

「バカ、もっと右だよ!」

「もうちょい手前だっただろ!」


口出しされまくりだ。


「あーもーうるせぇなぁ!」

「キレんなよ新田ぁ~。」


かなり騒がしい。


「おぉ~取れたぜ、繋!」

「わぁっ、可愛い!ありがとうございます!」


やっと取れたらしく、繋はそのぬいぐるみをギュッと抱き締めた。


「次はプリ撮ろうぜ!」

「おぉっ!いいじゃんいいじゃん!」


全員でプリを撮ろうとすると狭くて大騒ぎだ。


「ちょ、お前もっとあっち行けよ!」

「こっちもいっぱいいっぱいだって!」

「あっおい、押すなって!うわっ!」」


パシャッと音が鳴っていつの間にか撮られてしまっていた。
結局写ったのはバランスを崩してすごい顔になったあたしたち。
繋は楽しそうな笑顔だけどみんなブッサイクになっていて面白かった。

ラクガキタイムでは、髭を書いたりその場であだ名をつけたりと大盛り上がりだ。


「ちょっ、俺に鼻毛かいたの誰だよ!?」


織井のその一言にみんな笑いを堪えるのが必死だ。


「だ、誰でしょう...?」


神田の笑いを堪えながらの質問に織井は犯人が神田だと確信したらしく小突かれていた。


「プリクラって初めてですけど楽しいですね!」


繋が楽しそうにしていたのでまぁいいか、と織井は笑いながら軽く神田の頭を叩いた。