「...話したいこと?」

「ああ。少し、話をしよう。」

「それなら場所を変えましょう。多分今から聞かれることは、あまり、人に聞かれたくないことだと思うので。」

「分かった。」


あたしは仲間達の方を見る。


「...先に帰っとこうぜ。」


織井がそれを察して他の奴らに声をかける。

こういうとき、織井は気が利く奴だ。


みんなが先に帰り、あたしは男の子の2人きりになる。


「...うちで話すか。」

「そうですね。」


あたしたちはあたしの家に向かった。