宮くんはゆっくり私を離した 私は恥ずかしくて、下を向いていた 「佐野、覚えてたの? 小さい頃のこと」 そう言われて、私は宮くんの顔を見ながら 「宮くんが人ごみ嫌いってことは 思い出したんだけど、他は…」 ちょっと苦笑いしながら言うと、 宮くんはため息をついて 「まだか… 俺は忘れなかったけどな」 と少し笑っていった