学校が始まって気づいたこと。
はじめくんは学校だと
口数が少ない
私から話しかけない限り
はじめくんからは話してくれない。
なんでだろう。
「ねぇねぇ、はじめくん。」
「ん?」
「ううん!なんでもない!」
はじめくんは不思議そうにこっちを見ていたけれど
不思議なのはこっちだよ!
話しかけると普通...。
「なになに〜?」
「あっみゆちゃん!」
「久々〜!!!はい!沖縄のお土産!」
どさぁ〜
そこにはお菓子やら服やら物やら、
山ずみになるほどだった
「み、みゆちゃん...こんなに?」
「ついつい由美に似合いそーなのあると買っちゃって...へへ」
「うれしい!ありがと!」
私は思わずみゆちゃんに抱きついた
グイッ
「ほっ!!」
「...。」
そこには私の腕をひっぱるはじめくん
慌てて立ったのか机の椅子は
倒れていた
「はじめくん?椅子...」
「あ...ごめん。」
「...?」
くいっくいっ
みゆちゃん?
「嫉妬嫉妬...」
嫉妬....???

