『粋…………。ごめんね……。ごめんなさい……』

粋のママは、誰のせいでもないって言ってるけど、私のせいなんだ。

『粋ぃ。……起きてよぉ。起きて、笑顔見せてよぉ』

“死んだ”

解っていても願ってしまう。

『粋ぃ。粋ぃ。粋ぃ。粋ぃ。粋ぃ。粋ぃ。粋ぃ。』

何度も何度も、粋の名前を呼ぶ。