私は、今までの事を思い出しながらずっと粋の手を握っていた。 自分が安心するために。 ずっと、粋を見て涙を流す。 すると、粋は酸素マスクを外した。 『粋!酸素マスク、外しちゃダメ』 注意をしてるのに、つけようとしない。 粋「…俺…に何か……あたら…べんきょ……机の…にだ…ん目の………引き……出しに……手紙……がある……………からそれを見て」 そう言うと酸素マスクをつけた。 やっぱり、苦しかったのだろう。