「パパー!」
玄関に向かって走っていく凛華。
「お帰り。」
「龍太郎さん!」
「お邪魔してますぅ。」
「バカ咲!……こんばんは!」
上からママ、和彦、咲、春。
「おう!……それにしても、靴多くねぇか?」
良くぞ気付いてくれましたね!父ちゃん!!
「麗華のお友だちだって。」
「そうか……挨拶は?」
一瞬空気がどんよーりした。
「ごめん、緊張しちゃって席から立ち上がれないみたいです。」
「なんだ……」
『外では大変だったんだよ?皆パパに変な事したら《指一本で済むかな?》とか言っちゃって……』
「ハハハッ!今どき指取る親分がいるかよ。」
「信濃組の親分はやってるみたいで……」
と春が言った。
『信濃組??……あのたぬき親分の!』
「たぬき言うな!」
パパに拳骨された。



