佐藤くんは天然。



わ、笑った。


はじめてみた彼の笑顔に一瞬で虜になった。


向日葵がぱっと咲いたみたいだった。


そんな弾ける笑顔に、ああもう好きだ。


なんて、また気持ちを再確認する。



「俺の方こそ、ごめんね。」

俺がこんなとこで寝てたから。


花が萎んだようにシュンっとしながらそう言う彼に可愛いと思った。



「あ、いやいや私も前見てなかったから」


やっと落ちついてきた私は目の前に本をぶちまけたままということに気がついた。


拾わなきゃ


立ち上がろうとすると膝がズキっと痛んだ。


ぶつけたの忘れてた。