もう、夕方の6時。
炊飯活動が始まった。
私は、優斗と同じ役職。
優斗と、いろいろはなした。
すごく楽しくって夢のようだった。
でもね、でもね、
優斗は、言ったんだ。

「ねーね、優斗って好きな人いるー?」
「え、なんで?笑」
「んー?なんか気になったのー!」
「んま、一応いる。」
「いるんだ!誰?誰っ?」
最近みんなにいい感じとか言われて
ちょっと期待している自分がいた。
「しゃーないな。誰にもゆうなよ?
俺の好きな奴は、友奈。」
「え…」
「びっくりだろ?笑」
私は、わざとらしい笑顔でつぶやいた。
「んー?正直びっくりしたけど、いいと思う!頑張って!」
「おう!」
私は、突然の期待はずれに涙が溢れそうだった。でも、グッとこらえた。
その時、
「春木さん。」
突然名前をよばれ私は、振り返った。
そこには、色黒で、身長は、私と一緒ぐらいの男子がたっていた。
同んなじクラスの人。
でも、名前も覚えてない。
「なにー?」
「あ、これ」
班長日誌。
「ありがと!」
「あ、うん。」
「ごめん!悪いけど名前なんだっけ?」
「迫田 翔 さこだ しょう」
「ありがとー。私は、春木 菜音」
「知ってる。」
なんかそっくなくて、無口。
私は思った。
この人は、~恋愛対象外~ってね。