「まぁまぁ…暫く見ないうちに大きくなって~!」
「そうかな?三日前に会ったばっかだけど」
おばちゃんの年ボケに笑顔で返すとおばちゃんは「もう!」と言って俺の背中をバンッと叩いた。
「イッテェ…っ!!」
年は変わっても力の強さは変わらねぇんだな…。
「で?今日はどうしたのよ~猫なんか引き連れちゃって~」
…え?
猫??
「いや、猫なんか引き連れてねぇけど…」
「あら!?こうちゃんも年ボケ!?後ろにいるじゃないの!」
いや…まさかな。
俺はゆっくりと後ろを振り向く。
すると…
「ミャー」
一匹の三毛猫が座って俺を見上げていた。

