そして気づいたら、


ーーペシンッ


七瀬君の頬を叩いていた。



「最低っ、私がどれだけ苦しんだと思ってんの?悩んだって思ってんの?

私の本気の話をバカバカしいの一言で片付けないで。あんたなんて本当嫌い。」




そう言って私は七瀬君に背を向けて走った。



バカだ私。バカバカしいって言われただけでこんなにキレるなんてありえない。



でも傷ついたんだから。
バカバカしい、で私の今までの我慢してたものが切れたんだよ。



でも1つだけ言えることがある。

いくらひどいこと言われても、冷たくされても私の気持ちは変わらないーー