夏川 結菜 side
次の日のお昼休みーー
「なぁ、おまえ、昨日の放課後なにしてた?」
突然そう聞かれた。
「な、なにもしてないよっ…!」
言えない。キスされたなんて。
七瀬君以外の人に好きじゃない人に、
キスされたなんて言えるわけないよ。
「ふーん?じゃ、あれは気のせいなわけ?俺、屋上でおまえを見た。」
「…っ、告白の返事してたの。」
バレてた。でもキスのところは…
「本当にそれだけ?」
「うん。」
…バレないよね?
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…