結菜 side 8月15日、つまり七瀬君の誕生日ーー 今、私は七瀬君に内緒で七瀬君の家のまえまで来ています。 キセキ的に迷わなかったのです。 で、今はインターホンを押そうか迷ってます。 だって、迷惑かもしれないじゃん。 でも、せっかくここまで来たんたから! 意を決してインターホンを押す。 『はい。』 機会越しに七瀬君の声がする。 「あ、えっと…夏川です。」 『あーおまえか。今開けるから待ってろ。』